【公 式】 カネボウ個人株主の権利を守る会 【サイト】 

活 動 方 針

株式公開買付結果を踏まえた具体的な活動

 カネボウ株式会社の親会社であるトリニティ・インベストメント株式会社(以下、TIC)が主に個人株主を対象に実施した株式公開買付(以下、TOB)は、募集5099万株に対し応募2181万株と過半数にも達せず、また株主数においても約10万名のうち応募者は10536名(1割強)にとどまり、個人株主の多くから拒否されるという結果に終わりました

 即ちこの事実は、今回のTICによるTOBが、既存株主に換金の機会を与えるという約束を果たすための形ばかりのものに過ぎず、内容的には極めて不当なものであったことを表しています。

 事実、このTOBにおける買付者であるTICは、一方的に適正な価格だと言い放つのみでその価格算定根拠を具体的に開示せず、しかもTOB期間中に株式公開買付届出書に重大かつ大量の訂正を行うというTOBの常識に背くものでした。これは、TICが
個人株主から不当な安値で株を買い上げようとしていることを強く疑わせるものです。

 我々は、この「個人株主の過半数がTOBを拒否した」という事実を踏まえ、今後、発行済み株式数の3%を確保の上、以下の5点の実現することにより個人株主の正当な権利を守り、併せて現経営陣を含む関係者の責任を追及します。

一. ファンド、花王株式会社、産業再生機構の間で、カネボウ株式会社本体の重要財産〔商標権、カネボウ化粧品株式等〕を不当な対価で譲渡するという事前の取り決めが行われ、カネボウ株式会社の企業価値が毀損された疑いがある。
ついては、株主の権利として取締役議事録閲覧や会計帳簿閲覧等の開示請求により真偽を確かめる。


一. 今回のTOB価格は、そのわずか一ヶ月前に産業再生機構がカネボウ株式をTICに売却した際の価格の半額未満であったという疑いがある。
ついては、契約書等関係書類の情報開示を求める。

一.  カネボウ株式会社経営陣が計画している、カネボウ・トリニティ・ホールディングス株式会社【注:トリニティ・インベストメント株式会社の完全親会社】に対する出資は、利益相反に当る疑いがある。
ついては、関係書類の開示を求める。


一. 検査役選任等請求など、あらゆる権利を行使して情報開示を求める。

一. 監督官庁や所轄機関にTOBの不当性を訴え、関係者に対する検査、指導、是正命令等を求める



この他、次のような活動や対策を実行します
  • 抗議の意思をマスコミ上で強く訴える
  • 必要に応じて弁護士等専門に依頼を行う
皆様のご理解とご協力をお願いします

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