<2003年 平成15年> |
10月23日 |
花王株式会社との合弁方式(50:50)での化粧品事業統合契約締結を発表 |
<2004年 平成16年> |
1月 7日 |
興洋染織株式会社への522億円債権取立て不能について2003年9月期に貸倒引当金計上で処理済と発表 |
1月31日 |
花王株式会社への化粧品事業完全売却に変更 |
2月16日 |
花王株式会社への化粧品事業売却を断念
(花王株式会社の提示額は4400億円) |
3月10日 |
カネボウ化粧品事業の産業再生機構支援決定 |
5月 7日 |
株式会社カネボウ化粧品誕生
(カネボウ株式会社が化粧品事業を営業譲渡) |
6月29日 |
下河邉和彦、片山龍太郎ら社外取締役就任
(産業再生機構メンバー第一陣) |
7月30日 |
産業再生機構がカネボウ株式会社及び関連会社の債権買取決定 |
9月28日 |
金融機関の債権放棄995億円 |
9月30日 |
A種株3000万株×500円(150億円):引受先 三井住友銀行
B種株3000万株×500円(150億円):引受先 三井住友銀行
C種株5263万1500株×380円(199億9997万円):引受先 産業再生機構
の第三者割当増資 |
10月1日 |
一般株主の責任終了(普通株式の減資+C種株式の増資の同時実行)
@第三者割当増資実行(三井住友銀行と産業再生機構)
A普通株主の99.7%減資(10株を1株に併合)
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11月1日 |
小城武彦ら執行役社長に就任(産業再生機構メンバー第二陣) |
<2005年 平成17年> |
1月28日 |
日本オルガノン株式会社より1999年3月譲渡の不動産の土地汚染に関して損害賠償訴訟を提起される(44億7381万円) |
4月13日 |
粉飾決算の事実の公表
前日の株価1491円から急落 |
5月12日 |
東京証券取引所上場廃止の決定
(大阪証券取引所は遅れて24日に廃止決定) |
6月 6日 |
株式会社カネボウ化粧品を引受先とする第三者割当増資
(同年7月29日実行)と業務提携の発表 |
6月10日 |
上場最終日 株価360円 ※金曜日 |
6月13日 |
上場廃止日
(以降非上場企業になった為、株主への公開情報が極端に減る) |
7月29日 |
C種劣後株式発行62,500,000株×320円(200億円):株式会社カネボウ化粧品を引受先とする第三者割当増資を実施
(1)カネボウ物流株式会社の物流部門を株式会社カネボウ化粧品へ営業譲渡
前社長(帆足氏)ら起訴
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10月 9日 |
下河邉和彦社外取締役退任 |
11月30日 |
(2)カネボウストッキング鰍フ福助への株式譲渡(翌年1/31履行) |
12月14日 |
(3)「ランバン」事業の伊藤忠商事鰍ヨの営業譲渡(翌年2/1履行) |
12月16日 |
産業再生機構が花王株式会社及び3ファンドへの売却決定
(産業再生機構と花王株式会社・3ファンドのカネボウ株式会社株式の譲渡契約成立)
化粧品事業との一体再生ではなく、分離再生を発表
@ ユニゾン・キャピタル株式会社
A MKSパートナーズ株式会社
B アドバンテッジパートナーズ有限責任事業組合
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12月20日 |
(4)カネボウ不動産株式会社、カネボウホリデイ株式会社の株式譲渡(翌年1月31日履行)
(5)椎茸事業の営業譲渡(同年12月31日履行)
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12月26日 |
9月中間決算の正式な半期報告書を関東財務局へ提出(電子公告)
※ 中間決算は200億円の経常損失(赤字)、但し「後発的事象」に注意。
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<2006年 平成18年> |
1月31日 |
花王株式会社とトリニティ・インベストメント株式会社(3ファンドの子会社)が2005年12月16日の決定通り、産業再生機構より株式譲受
再生機構より、
@ 花王株式会社が、カネボウ化粧品普通株式8600万株(議決権の86%)購入
A 花王株式会社が、カネボウ化粧品A種類優先株式(無議決権株式)1500万を株購入
B トリニティ・インベストメント株式会社が、カネボウ株式会社C種類劣後株式5263万1500株を購入
C トリニティ・インベストメント株式会社が、カネボウ株式会社A種類優先株式3000万株購入。
D トリニティ・インベストメント株式会社が、カネボウ株式会社B種類優先株式3000万株購入。
※ 株式会社カネボウ化粧品所有のカネボウ株式会社C種類劣後株式6250万株のトリニティ・インベストメント株式会社への2月中旬の売却を花王株式会社とトリニティ・インベストメント株式会社で株主間契約
※ カネボウ株式会社所有の株式会社カネボウ化粧品普通株式1400万株(14%)の花王株式会社への2月中旬の売却も同じく株主関契約。
※ C、Dの取引は、3月31日契約履行。
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2月16日 |
臨時株主総会開催 現経営陣小森哲郎社長ら選任 |
2月17日 |
株式会社カネボウ化粧品に「カネボウ」ブランドの売却
(最長二年間の「カネボウ」ブランドの使用許諾)
カネボウ株式会社経営陣が公開買い付けへの賛同を表明
買付け期間:2月28日〜3月28日
買取価格 :普通株式1株につき金162円
備考 :3月21日に公表内容の大量訂正(市場基準価格の不採用等)
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3月 1日 |
(6)「フィラ」ブランドライセンス事業を伊藤忠商事鰍ヨ営業譲渡
(同年3月31日履行) |
4月14日 |
経済産業省及び厚生労働省が、産業活力再生特別措置法認定
事業再生計画(第3条6)の認定と、簡易譲渡の特例(第12条3)の認定を行う。
中核3事業とコーポレートスタッフ部門の譲渡を取締役決議
○中核3事業(ホームプロダクツ、薬品、食品)
○コーポレートスタッフ部門(本社機能)
○譲渡日は同年5月1日
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4月21日 |
東京地方裁判所に営業譲渡差止め仮処分を申請 |
5月 1日 |
4月14日取締役会決議の実行(実質上の清算会社へ) |
5月31日 |
3月期末決算発表 |
6月15日 |
第89期定時株主総会招集通知が株主へ届く
カネボウ株式会社の中核3事業営業譲渡代金債権425億円について
トリニティ・インベストメント株式会社が免責的債務引受を了承し、
同社に貸し付けられていることが明らかとなる。 |
6月29日 |
第89期定時株主総会開催
中嶋章義会長は、トリニティ・インベストメント株式会社に対する貸 付債権の担保がトリニティ・インベストメント株式会社が保有する
カネボウ株式会社の株式であることを認める。
さらに同社への貸付条件が年利1.1% 期間3年であることも
質疑応答により明らかとなる。
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10月1日 |
C種劣後株式の普通株式への転換日 |
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<2007年 平成19年> |
6月28日 |
第90期定時株主総会開催 カネボウ株式会社解散決議
6月28日開催の定時株主総会において、120年の歴史を有し、
かつては我が国最大の企業でもあったカネボウ株式会社は、
投資ファンドの賛成多数により同年6月30日付で解散することが
決議されました。
今回カネボウ株式会社は解散となり、今後数年をかけて清算
作業が行われることとなりますが、同時に決議された、
今後清算人及び監査人となることが予定されている
取締役の選任についてその人選の妥当性に疑義があり、
公正な清算作業がなされない恐れもあります。
当会としては事態の推移を監視し、ファンド側に違法行為が
あれば一般株主の権利を守るべく必要な対応を行う所存です。 |
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<2008年 平成20年> |
8月26日 |
海岸ベルマネジメント株式会社清算人会 吸収合併契約締結
トリニティ・インベストメント株式会社を合併存続法人、
海岸ベルマネジメント株式会社を合併消滅法人、
合併消滅法人少数株主への対価を普通株式1株あたり金130円、
効力発生日を2008年11月11日とする吸収合併契約を締結。
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9月26日 |
清算第1期定時株主総会開催 カネボウ株式会社吸収合併決議
9月26日開催の定時株主総会において、カネボウ株式会社
(商号変更後:海岸ベルマネジメント株式会社)は筆頭株主の賛成に
より、同年11月11日付でトリニティ・インベストメント株式会社に
吸収合併されることが決議されました。
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11月11日 |
合併効力発生日
カネボウ株式会社(海岸ベルマネジメント株式会社)は
トリニティ・インベストメント株式会社に吸収され、消滅。
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